おはようございます。
本日1月11日も雪掻きからスタートしました。動けるって幸せですよねぇ~とっても実感いたします。
さて、今回は『喰う寝る遊ぶ』をテーマにお送りしようと思います。
十分に動くことが出来て美味しくご飯を食べること。人生とはその繰り返しが当たり前の事。ところが別に身体の何処も調子が悪いわけで無し、だけども最近歩けなくなってきたし動くのも億劫…食も細くなってきたような… それは簡単に言えば『衰え』と世間一般で云われるのですが、近年こう表現致します。
『老年症候群 フレイル』
このフレイルという概念は老年医学会が提唱した概念で、近似しているものに「ロコモティブ・シンドローム(運動器不安定症)」「サルコペニア(加齢性筋肉減弱現象あるいは筋肉減少症)」があります。診断基準や詳細なところでは微妙に異なります。"ロコモ"は基礎疾患などが要因で起こる症状の総称。"フレイル"は基礎疾患など原因がない身体機能、生体恒常性の低下いわゆる老齢に伴い病弱になり著しい健康状態の不良をおこす症状。"サルコペニア"は高齢に伴い絶対筋量の不足が起きてくる状況を云います。。。一般の方が把握するぶんにはほぼ同義語として捉えて頂いてかまわないかと思います。
今回は「フレイル」として解説いたします。
フレイルとはどのようなものか?
これが生活なんだって考えるまでもなく日常生活でごく普通に行動出来るのが当たり前。ところが、年齢を経るに従い動きがトボトボしてきて徐々に動きたくなくなって来る。今の季節であれば"コタツの運転手"がもっぱらのお仕事・・・毎日がこの調子なので春以降活動しようとしても"あれ??どうも動けないぞ・・・(*_*)"自然とそして徐々に症状が出現する方も居ますし数か月で一気に進まれる方もおります。病院受診しても何も病気はないよ(-.-)単なる老化現象だよ…と経過を観るように促されることもしばしば。『虚弱』により活動に著しい制限をきたすのでご本人のみならず御家族にも大きな身体的、肉体的負担を強いるようになります。
CHS基準(虚弱の評価Friedら Cardiovascular Health Study基準)によると
1)体重減少 2)低エネルギー状態(易疲労性) 3)活動性の低下 4)歩行速度の低下 5)筋力低下
以上5項目中3項目に該当すると『虚弱』の状態と判定される。
傾向としては前期高齢者(65歳から74歳まで)と比して後期高齢者(75歳以上)が飛躍的に増加し、認知症との相関が優位にあることが知られています。
平均寿命 女性約87歳 男性約81歳
健康寿命 女性約75歳 男性約72歳
健康寿命と平均寿命の差がだいたい10年から12年。巷で云うピンピンコロリを望むのであればこの差を縮めることが望ましいのですが…現実にはそううまく入っていないのが平均すると以上の数字として浮かび上がってくるわけです。
ここを訪れて御覧の方はパソコンやスマホで見られる比較的若い方々が多いでしょうから"オイラには関係のない話"ピンと来ないかと思います。しかし、いずれは当事者として直面してくる問題です。お父さんお母さん、じいちゃんばあちゃん、もっと広げれば不本意ながら独り暮らしをしているお隣さん。。。いらっしゃいますでしょ?
そうなのです。他人事ではありません。あなた方の周りにはたくさんの予備軍と云える方々が住まわれているのです。厄介なことに当事者である本人は案外呑気なのです。寝込まれたら、動けなくなったら大変なことになるのは火を見るより明らかなのです。状況打破は早い段階で手段を講じることです。
積極的に社会参加を促すきっかけを作ること。手っ取り早く身近なところで云えば散歩させること。手作業をさせる事。ご本人に行動させるために課題を強いる事あるいは気づいて頂く事が肝要。動けば腹が減る。腎臓に問題が無ければ毎日1.5g/kgを意識してしっかり蛋白源を摂取する事。水分を忘れずに。…etc…
健康寿命をとことん伸ばして元気に過ごすことが出来れば長生きしたっていいじゃないですか!(^^)!
多少呆けたって動けたほうがいいのですよ。徘徊されるのは勘弁ですが(実は私も家族(祖母)で経験があります。決して私自身の経験ではありませんよ(;^ω^))でも、当時を振り返るとそれでも結果的にピンピンコロリでしたので良かったんじゃないかと回顧しております。私もそうありたいと願っております。去年の経験から元気で動けることがどんなに楽しい事、幸せな事なのかと。
ガンバレ!!みんな!! 老若男女皆!!
如何せん頑張れないときは相談窓口用意しております(^^)/
んでは、今回はこれまで(@^^)/
追記
添付写真は 『少年 Hくん』かっこいいでしょ(^^)我が家の息子ではありません(;^ω^)
我が家の息子は『少年 T』です(^^)