10月7,8日
日本転倒予防学会学術集会が盛岡の地で開催されました。
当学会はこの度4回目の開催となり、全国各地から多職種の方々が集参。喧々諤々なれども運動する機会もありどこか和やかな大会となりました。
股関節学会や人工関節学会のような大所帯での開催ではありませんので地方都市でも収容できる器が有り尚且つ、ここ岩手は学会発足以前に研究会という前駆母体があった転倒予防先進地のため好適地と云えると思います。
転倒予防とは一般的な印象ですと「骨粗鬆症」「骨折」「院内インシデント・アクシデント予防」がトピックスだと思われがちですが実は多くの要素・話題が存在し、テーマを挙げたらきりがないほど今の学会の課題は多岐にわたります。
当初は整形分野、リハビリ分野が中心となりその関連職の方が多い印象でしたが、現在は医科においても「神経内科」「眼科」「脳神経外科」「精神・心療内科」「耳鼻科」「歯科」そして「薬学」なども関連疾患による機能障害を論じるようになりつつあります。まだ学会としての歴史も浅く論じるべき事柄は混沌としておりますが・・・現在のトピックスは『多剤内服』『筋力重視型リハ介入の否定』『多職種連携』が眼目を集められているようです。演題に関しても、t検定やカイ2乗検定は減り、多変量解析を使われるのが多くなっています。
参加されている皆さんは志が有り勉学に熱心な関係者が圧倒的に多いです。その中に身を投じ染まることがとても重要でわたし自身の意識向上にも繋がります。学会の会場はポスター演題も含め8会場あり、お昼時間もランチョンセミナー(お弁当を頂きながら講演)に参加し、帰りには関連図書を貪るように選び購入。ほぼ缶詰でお勉強するのです。これが当たり前なのです。(決して途中で抜けてお昼ビールなんて飲んだりしないのです!決してそんなことはしないのです!! (。-∀-) )
みな、真面目なのです
次回は
第5回は 静岡県浜松で開催です。
追記 10月10日は 【転…10(てん) 倒…10(とう)】転倒予防の日です
因みに10月8日は『骨と関節の日です』 何故か解ったら 天才かもしれません(^^)/