『メリハリ』のある身体をつくりましょう

 

 

 

この度の九州豪雨により被災された皆様

どれほどの心痛でしょうか・・・

…亡くなられた方々、家を失った方々、生育真っただ中の田畑を失った方々…

今此処にある現状に途方にくれている事と思います。

 

ただただ、雨が治まってくれることを祈るのみです。

先ず、『命』を大切にしてください。生きてください。

朝日を浴びてしっかり朝食を摂ってください。

動ける範囲でうごいてみましょう。

気持ちが疲れたときは泣きましょう。

夜の明けない日はありません。笑えるときが訪れてくれます。

 

 

今回の題目は『メリハリ』です。

一日で表現すれば"日中と夜間" "太陽と月"

身体で云えば"活動と休眠" "オンとオフ" "オフィシャルとプレイべート" "交感神経と副交感神経"などでしょうか

 

不思議にお思いの方もおらっしゃると思います…ハテ?なにを云いたいのかな??

あのですね・・・こういうことなのです。

皆さん、頑張り過ぎで緊張しっぱなし。身体構造に不具合が出ている方が多いってことを言いたいのです。

身体は生理的に表現すると「緊張と弛緩」といえるでしょう。行動とは緊張の連続で成り立ちます。本来であれば弛緩とセットで成り立っているのですが、複雑な要因が積み重なって"緩み"が引き出せない身体に陥ってしまいます。

来院されている多くの方が当てはまります。その要因とは・・・"頑張り過ぎ"なのです。

 

家事仕事を含む労働の目的は"使命感"や"成功報酬"あるいは"達成感"などでしょうか。目的があって行動するのですが皆さん身体は2の次、3の次で没頭してしまい挙句、身体を犠牲に行動していることに案外気づいていません。こうなると養生してもしても身体が言うことをきいてくれない症状となります。これは主に"痛み"や"重苦感"等として出現します。

 

解消方法は、いろいろなアプローチでリセットする必要があります。

身体の生理機能として『生体の恒常性』とよく表現されますが、生きていくうえで各器官が連携し生命維持するために永続した活動を行っていることをこのように表現します。運動器にも当てはまります。精密なコンピューターと同様、一部のシステムが機能しなくなったとして他のプログラムで代替し活動を行う。ただし、不具合が積み重なると必要な機能に支障を来たす。治せるのであれば歯車は正常に動き始める。仮に代替システムしか機能しないとしても最善のシステム再構築により『生活の質』を極力落とさずに活動できる機能を底上げする。

これがリハビリテーションの意義、目的です。

 

患者さん自身ではコントロールすることが出来ないことを、ほんの少しの私どもの介入で機能の回復を図ることで『生活の質』を高めることが出来ます。

さあ、うまく『オンとオフ』を導き出しましょう(^^)/

 

それでは、今回はこれにて

人生『食う 寝る 遊ぶ』の多田でした(@^^)/~~~