ご無沙汰です。今回は自ら体験した痛みの解説です。

暫く更新サボっておりました。。。

ブログを記載する余裕がなかったのが原因です。

 

 わたくし、恥ずかしながら腰椎椎間板ヘルニアを発症して7か月余になります。最近ようやく痛みを感じない時があり、生活も余裕が出てきたように感じます。仕事は支障なく動けるようになりました。点数をつけると85点まで回復しております。

 10月下旬に腰、大腿周辺の違和感から始まり11月には激烈な痛みに変わり全く身動きできないほどの痛みに襲われました。自分ではどうしようもなくお付き合いのある(と言いますか、3年前まで勤めていた)佐々木整形外科で選択的神経根ブロックを外来で行ってもらい凌いでおりましたが、4月8日に同じ部位に再発症・・・"ふりだしに戻り"で入院・・・現在に至ります。

 

 私の場合は第5腰椎に独特のバリエーションがあり(個体差による変異)それが原因で右4,5腰椎間におおきな骨棘変形があります。軽度の変性辷りも併発しています。そのために反対側の左腰椎間に通常より負担がかかる構造になっているために左下部腰椎神経根に負荷がかかる状況になっています。決して大きなヘルニアではありませんでしたが大きさと痛みの尺度に相関関係はありません。脱出したヘルニアの性状、形態、突出部位の炎症の状況に左右されます。

 

今回、改めて感じたことを皆さんにお伝えしたいのです。

1)"病人"である当事者はまったく余裕がなくなります。毎日の激烈な痛みに耐えて痛みから解放されたい・・・痛みの呪縛にがんじがらめにされて思考回路は痛みを回避することに終始します。精神状態としては何事にも"腹が立つ"状況に置かれます・・・痛みの恐怖と不安がそうさせるのです。

2)身体を支えられなくなっているので足元にある"モノ"にひっかかりやすくなります。痛みが甚だしいときはトイレに行くにしても這って行くため、狭い所は通れません。入浴は更衣動作が困難になり入浴動作も痛みを増幅するので浴槽に入れません。シャワーからあがって身体を拭くことも困難を伴います。と、いいますか拭けません…

3)目の前にある物に手が届きません。動けないからです。寝返りが出来ません。出来るのですがとてつもなく痛みます。

起きようとするときは体幹支持が出来ないため、常に両手両腕で自重を支えていなければなりません。

4)椅子に座れないので本来の食事スタイルは困難です。立って"犬食い"です。そのため十分量を摂取できず体重が減ります。私は5kg落ちてしまいました…

5)腰から左のお尻、左下肢を切り取ってしまいたいくらい悶絶する痛みに度々襲われます。そのために家人はオロオロ…救急要請もせざるを得ない心理にさせます・・・私の場合は拒否しましたが、自分でもどうすることもできません。脂汗と歯ぎしりでなんとか凌ぎます。夜も眠れず、は常です。

 

 普段の日常生活下でこの通りなのですが、仕事をしなければ食べていけません。零細個人事業主とは『身体』が重要だと痛感しました。。。内服座薬を常用し、コルセットでぎっちり防禦し仕事中は患者さん方がうつ伏せなどでいるのを幸いと、苦虫をつぶしたような形相で満身創痍の作業。。。患者さん方に申し訳なく思いながら、早く一日が過ぎてくれるのを待つ毎日でした。

 

 あと、もう少し。

100点の健康を患者さん方にも分けてあげられます。

この艱難辛苦を皆様に還元できるように今まで通り励んで参ります。

痛い方々の応援団長でいられるよう、自分自身の健康にも気を付けねばなりませんね(*´▽`*)

これにて、今回はおしまい(^^)/