私が生業としているのは"接骨・整骨"という業種です。
以前にも似たような内容で挙げたことがありますが、今現在私が感じていることを徒然なるままに書いてみようと思います。
一般的認知で捉えた場合、整骨院ってマッサージをする施設なんじゃない!?って見解の方々が大多数でしょうか?
みなさんは肩が苦しくて腰が痛くて近くの整骨院、行きつけの整骨院に通っておられるんではないでしょうか。
それはそれで間違ってはいません。正解なのですが…私の見解はこうなのです。
整骨院は『運動器』の障害全般に精通した"プロフェッショナル"である。こう考えております。
事実、健康保険を利用できる。労働、公務災害や交通外傷で傷害保険を請求することが出来ます。
出来るということは、一般社会において認識されているということでしょうが…問題はあると感じています。
果たして私たち『柔道整復師』は社会に必要とされ得るだけの研鑽を積んでいるのだろうか??患者さん方にとって間違った情報や施術をしていないか…満足たる医療保険制度の一翼を担っているのか一抹の不安を抱いています。
きっかけは患者さん方の会話から生まれてきました。
当然のことながら、患者さんたちもより良い"場所"を求めていろいろな施設を回っています。あそこはこうだった…とか、こういうやり方なんだよ…そういう会話は日常的に伝わるものです。勿論のことながら私の耳にもそのような情報が入るものです。ビックリするような内容も時にあります。それに対して私は危惧を抱かずには居れません。
そのような会話が巷でごく普通になされている…整骨・接骨院のイメージが崩壊していると感じます…
なぜこのようなことが起きているのか?
理由の一つは『臨床の勉強』が出来る施設が少ないのです。
理由の一つは『免許』を取得するとすぐに開業してしまう方がいるのです。
他にもあるのでしょうが、私はこの2点が主要たる元凶ではないかと思います。
現在、業界のお偉いさん方の奔走により臨床経験3年以上行わないと療養費の請求が出来ないような折衝がなされております。とても複雑な問題らしく、業界としても喫緊の課題として行っているようです。
…臨床経験3年…私の場合一番迷いの出る時期でした。3年経験しても分からないことだらけ。自分で店を構えてやってみようなんて気持ちには決してなれない時期です。私は不器用ですので治療家として自信が持てるようになったのは10年かかりました。今現在では勿論のことながら見立てや治療施術方針に関する迷いはありません。そのように訓練を重ねていくことをとても大事にしておりました。
もう一つ…臨床経験の出来る研修機関が新規資格取得者に見合うだけ存在しないという点。
(余計な話として聞いてください…)私が卒業当時は全国に養成学校が14校しかありませんでした。なので受験も大学受験レベルの勉強をしていないと入れません。なぜならば学士履修して改めて入学してくる方がとても多かったからです。入れる枠がとても狭い現実がありました。
現在は110校以上全国に林立・・・入学希望者が定員に達しない学校もあります。学校経営に行き詰まり廃業するところもあります。卒業生がわんさか!柔道整復師の資格保有者沢山!! ・・・でも研修できる施設がない・・・
臨床経験のない接骨・整骨院が巷に溢れかえり、このあとに起こることは市場原理から推測しても分かります。
著しい質の低下により業界の信用が失墜する。
よって、開業したはいいが"メシ"が食えない・・・どうやって食べたらいい!?いろんなことをしてみよう。
医業類似行為とは言い難いサービスの提供でますます一般市民の評価は下がる。
負のスパイラルは
どこに行こうとしているのでしょうか・・・
悩みます・・・ホントに・・・
ただの愚痴になりました。失礼いたしました!!
まさに徒然なるままに ・・・ あやしうこそ ものぐるおし(/ω\)けれぇぇ~
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