整形外科でのお仕事                   ~その2~

おはこんばんちはです(^^)/

なかやしきは今日も元気に動いていました~。

 

さて、今回はシリーズ「整形外科」第2弾です。あいかわらず徒然なるままに気ままに書かせていただきまーす。

 

多田が整形外科という場でどんなお仕事をしていたのかをお話しさせて頂きます。

 

以前の職場である美里町小牛田の佐々木整形外科は、単科の有床診療所という位置づけで開設されています。

皆さんは病院ってどこも同じだと思っているかも知れませんが大きく分けると「病院」「有床診療所(医院)」「無床診療所(一般的にはクリニックなどと呼ぶことが多いです)」という枠組みがあります。施設基準や人員配置により決められるものなのですが、病院と医院の違いは何か知っていますか?

いろんな枠がありますが、一番の特徴として病院は複数の医師が常勤でいることが必要。で、医院は1人でも可ということが特徴でしょうか?!

佐々木整形外科は単科の有床診療所なのですが、専門外来を持っております。専門外来とはなにか??

それはですね、現在整形外科の大体のDrは自分の専門分野を持ち合わせているものです。勿論どの Dr も全般を診るのはもちろんなのですが、さらに高度な専門技術を提供できるその道の第一人者と云われる専門家が来院し診察します(完全予約制で院長の診察を受けてからの予約になりますので勝手に予約するなんてのは出来ませんよぉ)。いろいろな先生方が来訪します。その先生方に沢山ご教授頂きましたm(__)mなかなか体験できることではありません。。。

加えて、入院施設があります。周術期の管理、頸腰の保存療法全般、外傷の安静加療…etc…一般の病院とほぼ変わらない形態で業務を行っているのが特徴です。

 

佐々木整形外科の院長、佐々木和義先生は股関節の専門家です。開院以来股関節人工股関節400例弱、股関節臼蓋形成術120例以上行っています。勿論四肢骨折の外傷や末梢神経、腱の再建術の手術も行っております。その他に膝関節の人工関節置換術も300例。

おそらく単科の診療所でこれだけやっている施設は県北では聞いたことがありません。

 

そこで私はどのような仕事をしていたかと申しますと・・・

施設管理者や防火管理責任者・・・(^^ゞのような実務とは関係ない仕事をして居りました。。。って!これだけではありませんよ!!ちゃんと臨床もしっかりかっちりやってましたよぉぉ~。

 

リハビリ業務全般の責任者として仕事をして居りましたがこれはごく当たり前の仕事。

本業は外傷の整復&固定&ときに管理

 

外傷ってのは、骨折や脱臼した患部を本来の正常な形に戻す仕事です。

これはまさに手仕事で人力で行います。皆さん骨折や脱臼を戻すなんてとっても痛いし怖いイメージをお持ちかと思いますが、下手にやればかなり痛いです。想像を裏切らない痛みだと推測してください。

私は出来る限り患者さんに痛みを感じさせないように整復をおこなうことに腐心しておりました。

実は患者さんに強い痛みを感じさせる整復は正常な位置に戻ってくれないのです。

 

これは残念ながら不特定多数の沢山の方に体験させることが出来ない技術で、他人に教える事の出来ない技術です。後輩たちに手を取って指導と云っても言葉だけでは伝えることが出来ません。

くわえて固定術なのですが、実は整復よりも固定術のほうが数段難しいです。

これは経験が無ければまず無理です。

新人君たち数十人にも指導しましたが、一発目でうまく出来る輩は『ゼロ!』です。練習であってもですよ。

これが臨床で使えるようになるにはかなりの修練が必要です。と、言ってるわたくし自身も最初はそんなものでしたけどね(=_=)

固定による後遺障害がとても怖い!!臨床経験がしっかりあるところでいい腕を持っている先生にやってもらうことが肝要です。ちゃんと情報を仕入れてから病院行ってくださいね!!

 

臨床経験ってただ仕事の時間を費やして出来るものではありません。

沢山の経験の中で繰り返し勉強勉強。これがすべてです。それが臨床です。

医の行為は一度の成功で成り立つものではありません。また、できて当たり前。失敗はあり得ないのです。

・・・でもですね・・・失敗することだってあるのですよ。

その失敗をそのままにせずにケーススタディーして再度チャレンジ。出来るようになって、当たり前の作業(行為)にすることがとても大事なのです。

でも、どんな仕事だって同じですよね(^_-)-☆

 

はい、今回も私の一部をご紹介いたしました。

ではまたの機会に(^_^)/~