転倒予防シリーズ~その2~   転倒すると・・・        

ここ、古川も朝の最低気温が一桁台が当たり前になってきました。

まだ平野部で雪が降ったという情報はありませんが、例年ですと11月中に降雪があります。ひと昔(いや、もっと前)ならスパイクタイヤなので早く履く事は出来ませんでしたが、早めにスタッドレスタイヤに履き替えておいたほうがいいかもしれませんね。…と云ってる私はまだ換えていません(^-^;


さて、今回は転倒予防の第2弾をお送りいたします。

いつも下書きを作って作成しているわけでないのでとりとめのない文章になることもあります。そこはご容赦くださいm(__)m。。。

今朝の患者さんのお話しをさせて頂きます。

“あんねぇ~、今朝仏壇にお供えしようとしたときに敷居にツマカケして転びそうになったんだよぉぉ~”

運よく襖に上体を抑えられたから転ばずに済んだと。

皆さん、健康な方はナシテそんなゴドでころぶんだっけぇ~!?ってなところでズッこけるのですよ。この方も敷居の高さを尋ねたら1,2センチに満たない高さなのです。


転倒する要因には大きく分けると2つの要因に分類できます。

ひとつが「外的要因(外因性要素)」…主に住環境、その他身体的要因とは切り離された転倒する原因をいいます。

もう一つが「内的要因(内因性要素)」…個人の身体的ハンディキャップや器質性疾患、障害などに由来したもの。

ですので対策を検討する場合は、この外的要因と内的要因を先ず分けて考える必要があります。


ケーススタディーをしてみましょう。今日の患者様は

外的要因⇨①敷居 ②手に供え物を携えている ③靴下、スリッパの存在

内的要因⇨①両膝関節人工関節置換後の拘縮残存 ②足内在筋機能低下に伴う足趾ハンマートウ(槌趾)

こんな感じでしょうか・・・

私は身体の機能回復を生業としていますので、この中で注目すべき点は内的要因になります。特に転倒=内的要因②の関係は無視できません。

転倒予防学会において定義はされていませんが、足内在筋の機能低下によって転倒リスクが高くなるというペーパーが挙がっています。沢山の内的要因がありますが、運動器の機能不全が原因で転倒される方は決して少なくありません。また、要介護度別でみた主な原因で1位が「脳卒中など脳内疾患」2位が「認知症」3位が「高齢などによる衰弱」そして4位が『転倒・骨折』となっています。


転んでどのようなリスクが発生するか・・・骨折することがあります。骨折は高齢者の場合、安静臥床で数週間生活しなければならない骨折もあります。その間に筋力低下により起居動作困難や歩行能力の低下になるばかりでなく、ひどい患者さんだと認知症の併発、誤嚥性肺炎…etc…こうなると個人の問題ではおさまらず家族にも負担増。経済的にも負担増。良いことなんか一つもありません。


ですので、転ばぬ先の“杖”が必要になります。この杖とは、まさに杖など自助具を指すばかりでなく、身体能力の向上や器質的疾患の平癒、自宅内動線の整理整頓などを言います。その他に家族のバックアップも心強い杖と成り得ます。

転ばない身体作りを今からでも進めることで継続した愉快な生活を送ることが出来るのです。

私が大崎市大腿骨頚部骨折地域医療連携パスや股関節学会、転倒予防学会そして佐々木整形外科で学んだこと。

今これから始まっているであろう超高齢者社会にどのような形で貢献できるか、一人一人の患者さん方に施す行為ばかりでなく今後も啓もう活動続けていかねば。と、改めて感じます。

どうしたらいいかわからない方は、個別指導致します。皆さん、笑って暮らしていきましょう!!

それが一番ですね(^_-)-☆


と、言うことで宣伝!!

【転倒予防教室】依頼が御座いましたらご連絡下さーい(^^)/

んでは、またの機会に・・・


バイチャラリーン(@^^)/~~~