【最近気づいた不思議なこと】   ~交通事故治療認定院って??~

この商売を始めて1年と5か月が経ちました。前職は整形外科に努めるサラリーマンでしたので柔整業界の事情に関してはとても疎くなってしまい(20年以上離れていましたので浦島太郎状態です(-_-;))接骨院の経営展開に関しては手探りで進んでいます。そこでとても不思議に感じたことが多々ありましたので、これもシリーズ化してみようと思います。題して世間知らずの私なので“浦島太郎シリーズ”と題します。


今どきのPR方法は一昔前とは変わったなぁぁ~と感じることがあります。。。

一般的に広告媒体というものは新聞やローカル配信の冊子に折込としてチラシを入れてもらう、有名人が来店してインタビューを行う宣伝記事など“紙媒体”のもの。野立の看板や電柱広告。電話帳なども一つの宣伝ツールでした(今現在もですが(-_-;))。

ところが今やネット隆盛の時代となりインターネット媒体に勢いがあります。

私自身も情報の発信に使いますが、それよりも情報を仕入れるためにネットを使っていることのほうが多く感じますが皆さんもそうではないですか?そこで私も法に抵触しないような情報発信という形で最近始めさせて頂いたわけです。


ネットでの情報発信は不特定多数に対する広告の禁止という柔道整復師法に抵触しないという見解の基、多くの整骨・接骨院では患者誘因の広告が乱立しているのが現状ですね。いろいろ調べてみたのですが、インターネットにおけるホームページなどは情報発信手段であって広告媒体として扱われないとのことですのでこのような形態で皆さんの目に触れているのです(インターネット上のバナー広告、キーワード広告は広告制限の対象になるそうです)。


ここからが本題。

他店舗の情報の中に『???』はて、これはなんぞや?と聞き慣れない文言が目についたのでご紹介・・・

“交通事故認定院”や“交通事故専門治療認定協会”・・・何でしょうかこれは?その文言を見ますと「地域で数少ない交通事故認定院です」とはっきり書かれている。

ん?あれ?私は交通事故の患者さんは扱うことできないんだっけ??

いやいや、できますよ。当たり前に自賠責の保険会社とやり取りをして、主治医とも連携を取って事故後の患者さんに対して治療の一翼を担っています。わたし、恐らく事故関連の患者さんは一般的な整骨・接骨院の方々より症例数は桁違いでみているはずです。だって入院設備もある整形外科に勤めてましたもの…当たり前です。


どうもそのページを読んだところ、そのような集まりがあって一冊の本になって紹介されているなんてのもみました。事故治療の専門家らしいです。このような運営をされているのは弁護士さんみたいな感じですね・・・

事故後の患者さんは千差万別。順調に経過をたどる方も居ますし、自覚症状がとても強い患者さんもいらっしゃいます。交通事故は身体だけの問題でなく、事故後の補償も強く関係してくる問題ですのでとても厄介です。だから弁護士さんなのか!?それは納得。


皆さんは交通事故で整骨・接骨院に通院して加療出来るのを知っていましたか?事故はもちろん外傷ですので一般的に開業している接骨院はどこでも通院できますし、損害保険も使えるのです。ただ、広告規制で標榜のように掲げることが出来ないので知らない方が多いのではないでしょうか。その一方で、数少ない交通事故認定院!と喧伝しているのは私とても違和感を感じます。ほかの接骨院では出来ないことを自分たちが資格をもってやっています。と、捉えられますよね。


私思うに、柔道整復師は医療連携の中でこそ本領発揮されるべきものではないでしょうか?診立てる力を養うことこそ、患者様方に還元できる手段なのではないでしょうか??治すための手段として講じるべきは整形外科の医師と組むべきではないでしょうか…私は進む方向が少々違うように感じます。学ぶべきは“集客方法”でなく“治癒への道筋”と私は考えます。


節度ある立ち居振る舞いで、一般社会に受け入れられる人として生きていきたいものです。そう思っております。

私の個人的な意見です。

いろいろな考えで商売をされているのでしょうから・・・