回顧録~楽しかったサラリーマン時代の想い出~その4

みなさんこんにちは(^^)/いつもご覧いただき有難うございます。

 

さて今回は昔話を一つとりあげてみたいと思います。

わたしにもサラリーマンの時代がありまして21年と4か月給与所得者しておりました。今思うと医療のことも世の中のことも知らない"青い青いわたくしだった"と恥ずかしく思うことも多々ありますが、自分の都合の悪いことは思い出さないようにしまして(;^ω^)楽しかった(?)思い出の話しをさせて頂きます。

 

暑い季節になりますと夏バテ予防にと英気を養う必要があります。そう、バーベキューのシーズンですよね。昔はよく院内福利厚生行事で毎年行っておりました。15分も外に出ていたら頭が焼けてしまうのではないかという日やとんでもない土砂降りに見舞われた年もありました。その中でよく覚えているバーベキューのお話しです。

 

その年もご多分に漏れず数時間で日焼けできるほどの陽射しの下で始まりました。全員参加でのバーベキューはなかなか盛況で大概暗くなるまで行われるのです。みんないい加減出来上がってきつつある黄昏時・・・

夕暮れの真っ赤な空を背景に2人の見知らぬ男性がこちらへ向かって歩いてきます。もはや太陽は沈んでしまい東の空には闇が迫っている頃合いで、表情はもちろん人相も分からない明るさ。近づいてくるにつれどうもひとりの男性を介抱しながら明らかにこちらに向かって歩み進んできています。職員皆が訪れたお二人を見上げるような体勢になってやっと気づいたのです。付き添われてきた男性、50代ぐらいの方だったでしょうかその男性はタオルを顎の下で押さえて歩いていました。

はい、その通りです。『顎が外れた』のです。どうしてタオルで顎を抑えるかと申しますと嚥下が出来なくなって「よだれダラダラ」になっちゃうからなのです。本人にしてみたらまさに青天の霹靂ですよ、特に初めての脱臼はかなり慌てふためきます。なので駆け込み急患、連絡一切なしだったのはこちらとしては許容範囲内ですが・・・私たちは酔っ払い・・・でも患者さんは治してもらいにいらっしゃってる。患者さんには大変申し訳ないのですが治さないわけにはいきませんし、とにかく治してもらいたい一心でしょうから一応お断りをせずに引き受けたわけです。。。

顎関節脱臼は基本さほど難しくはありません。要領を得ておりますので十数秒で素直に整復出来ました。さすがに整復体勢に入った時は真面目な多田でした。

 

患者さんもごく当たり前にお話しが出来るようになり、周りの和やかな雰囲気と安心からか声高らかに『ガハハハ』笑った瞬間!!

 

「はひ??はがはふればぁぁ~(あれ? また外れた!)」

 

大口開けて笑ったら外れるのはトーゼン(;´Д`)

も一回やりなおしと相成りましたぁ。

顎がはずれてもちゃんと戻せますが、笑ったり硬いものを食べたりはダメダ~メ、厳禁ですよ(´艸`*)

その時の患者さん、ホントごめんなさいねうちら酔っ払いで。でも急患ですし、ちゃんとお仕事しましたし…許してね・・・

という 笑えないけど 笑っちゃった思い出です…

 

おわり(@^^)/~~~